元は大谷光瑞(本願寺第22代)の別邸
1907年(明治40)宮内庁が買収
1914年(大正3)武庫離宮完成
1945年 建造物の大半が戦災で焼失
庭園を竣工時の状態に復元・整備→神戸市に下賜
1967年 須磨離宮公園完成
※5月中旬はバラ園で満開のバラが見頃🌹
JR「須磨」・山陽電車「山陽須磨」から神戸市バス75系統 [妙法寺駅前行き]須磨駅前→離宮公園前
正門の門柱と六角形の石積み、そして (精巧な亀甲積み🐢)
見事な噴水システムとバラ園
噴水広場
ギリシアから寄贈されたポセイドン像
アテネ国立考古学博物館にある、海底から発見された像の複製らしい
ポーズに何か違和感が⋯と気になって調べると、実はポセイドンではなくて「ゼウス」だという説も見つかった
【中門広場】
バラ園の西側に行くと、雰囲気がガラリと変わる
中門と白壁は建設当時のまま
門をくぐった先の潮見台の腰掛けと積石手すりも、当時のまま残っている
須磨海浜〜淡路島・和歌山方面まで見渡せる潮見台
ベンチは洋風で半楕円形、手すりと共に城壁っぽい造りになっている
気になったのが、この中門手前の謎の石の建造物だが、解説板が見つけられず⋯
【隧道(ずいどう 】
皇室の別荘時代からあるレンガのトンネル
有事の際の避難路だったと言われている?
公園北の天井川上流の天皇池の脇にも、似たトンネルがあるという
(体力と時間の関係で行かず)
「良質の水」を求めて買われた土地だし… 水源地は命の源なのです
【正門に戻る森林道】
花しょうぶ園から正門に戻るまで、森林散歩を楽しむ
セコイヤ、モミ、ヒマラヤスギ🌲、途中に湧水
【離宮道】
帰りは天皇のために整備されたという、延々と続く低い松並木の「離宮道」をバス停まで歩いた🐾
あまりにも広大すぎて、全部回れなかったのが残念
【もう一つの歴史】
元は大谷光瑞(本願寺第22代)の別邸であったこの地が選ばれた理由の一つは良質の「水源」
そして宮内庁に買い取られた須磨離宮公園の代替地として与えられたのが六甲山麓・岡本にある壮大な別邸「二楽荘」だった
二楽荘
1904年竣工
1914年に閉鎖、その後久原房之助※に売却された
1932年 不審火で焼失🤔
現在は宗教団体の管理下にあり、入場できない⋯
その久原氏(鉱山王・政界の黒幕・フィクサーとして知られる)は、神戸住吉の超高級マンション「オーキッドコート✨」につながる
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