【長すぎる】8時間労働【問題】

「睡眠:8時間」+「労働:8時間」+「自由:8時間」=24時間

上のグラフは明らかに「現実」とかけ離れている。

それなのに多くの人がなんとなく、このイメージに騙されているのでは⋯。


実際の労働時間が8時間だとしても、昼休憩の1時間と通勤時間(例えば往復で1時間とする)を合わせると、拘束時間は10時間。さらに出かける支度をする時間や残業時間をプラスすると⋯、この円グラフの緑色の部分がぐーんと広がる。


睡眠時間は最低でも6時間は確保したい。残念ながら帰宅後も慌ただしくて寝る時間が予定よりも遅くなってしまうが、もし6時間だとしても眠りの浅い人にとっては少なすぎる設定だ。睡眠時間を削ると、昼間に眠くなってしまう。


何よりも、仕事のある日に自由時間が8時間も確保できるのか。そもそも「自由時間」の内訳には、「家事」が結構な割合を占めている。食事の準備、皿洗い、片付け、洗濯。ゴミを集めてゴミ出し。掃除は諦めたとしても、最低限「水回り」ぐらいは清潔に保っておきたいし⋯。


毎朝4時起きして、機械的に強行スケジュールをこなす。それでやっと「好きなこと/やりたいこと」のためのわずかな時間を確保できる(もちろん、今後はこの時間をどんどん増やすつもりだ)。


本当にリラックスして自分の好きなことができる時間こそ、「自由な時間」と言えると思う。帰宅後に、それをやる十分な時間とエネルギーが残っているか? 若い時はなんとかやれても、歳をとってくると情熱だけでは身体がもたない。


人それぞれ「やるべきこと」「やりたいこと」の内訳は違うとしても、もし常に時間に追われて疲れ切っているなら、その状態に疑問を持とう。心と身体が悲鳴をあげているのに、それを無視していないか。そのように「無理をしている状態」でいつまで「健康」を保てるだろか。


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【労働時間が長すぎる問題】

1日8時間労働は長すぎる。拘束時間が長すぎる!」が、私の本音。

だったら「正社員ではなく、パートやアルバイトで短時間労働すればいい」となるけど、生活するのに最低限のお金を稼ごうと思うと、結局フルタイムに近い働き方になる(=週5日、1日8時間)。


この時間と金額の設定に疑問が湧いてくる。もっと短時間労働でちゃんと生活が成り立つ金額設定にすべきじゃないのか。あるいは、「疑問すら持たない奴隷」のままでいてくれた方が都合がいいのか。


例えば昼休憩1時間を含めて午前9時から午後6時まで働くとすると、午後4時以降はパフォーマンスが低下して効率が悪くなる。集中力がずっと続くわけじゃないし、個人的には実働6時間が限界だと思っている(理想は4〜5時間)。周りの授業員の様子をちらりと見ても、明らかに疲れた顔をしている。


「昔は週休2日制じゃなかったし、サービス残業や休日出勤も当たり前だった。給料をもらっている身で贅沢言うな!だったら起業でもしてみろ!」などと言ってくる人がいるかもしれない。それこそ、以前書いた記事の『スパイト行動』ってやつなのだよ。


スパイト行動とは:例えば、「私(みんな)も我慢(損)しているんだから、あなたも我慢(損)するのが当然」という、同調圧力につながるような「嫌がらせ行動」であり、不幸の連鎖の元である。


そこで述べたように、私はそのような人たちの道連れにはなりたくないし、逆の発想で「どうやったらもっと楽に、幸せに生きられるだろう」という方向で考えたいのだ。そして同じような悩み・気持ちを持つ人たちと、行動を共にして変化をもたらしたい。


※もし「有給休暇が取れない、残業代が支払われていない、昼の休憩時間に当然のように電話対応などの仕事をさせられている」などの問題があれば、労働基準監督署に相談してみるべきだ。


労働時間・休憩・休日関係の詳細(厚生労働省HP)

https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudoujouken02/jikan.html


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【自分の時間をもつ大切さ】

プロフィール欄や「治療迷走記」で書いたように、去年の1年の休養期間で「時間」の大切さを思い知った。


痛い思いをしてようやく「残りの人生は、自分を大切にして生きよう」と思えたので、この物質社会でどうしたら自分らしく生きていけるのか(=生活していけるのか)を別の視点で考えてみたい。


「常識」にとらわれていては何も変わらない。無理だと思えば、無理のままで終わってしまうだろう。


落ち着いて自分と向き合う時間を持つことができれば、おかしいことはおかしいと気づくことができる。楽しいことをしていたら、面白い発想が生まれる。好きなことができる時間を増やせたら、人生が豊かになる。その幸せ感は、きっと周りの人にも伝染する


いろいろ妄想しながら、現状を打破する作戦を練っている。


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迷走記 〜人生は選択の連続〜

理不尽な世の中に対する少数派の心情/人生の転機に思うこと/自己治癒力を信じる/神戸周辺の歴史的建造物や史跡など

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