【私たちは何者か】「エイリアンインタビュー」から【考えよう】


この本のジャンルは「SF(サイエンス・フィクション)」なのか、あるいは表向きは「フィクション」としてしか出版できなかった「ノン・フィクション歴史物」なのか。


1947年の夏、アメリカ軍がニューメキシコ州ロズウェル近くに墜落した空飛ぶ円盤を回収したと報じた。しかし数時間後に「回収したのは気象観測用気球であった」と発表(隠蔽?)。


そう、その有名な「ロズウェル事件」の真実がこの本で語られている⋯らしい。




UFOや宇宙人などには興味がない、そもそもSFは苦手だという人にも、ここで逃げ出さずに、とどまって考えてほしいことがある。


「私たちは何者なのか?」


今までこのブログでは「自分は何者なのか」という個人的な問いかけはしてきたが、「私たち=地球人」は何者なのかと問いかけるのは初めてである。


地球人が知らない秘密を、地球外生物が明かしてくれるのか?





この本は、回収されたUFOから極秘に救出された士官とパイロットとエンジニア、つまり「地球外生命体」にインタビューを行った担当者、マチルダという看護師の女性の記録が元になっている。


編集者のローレンス R. スペンサーは、2007年にマチルダから送られて来た手紙の原本と、合衆国陸軍航空隊の機密公式インタビューの記録文書を受け取ったという。


その手紙でマチルダは彼の安全を願い、これらを「小説のような創作物(フィクション)」として公表してはどうかと提案していた。



《任務》

・マチルダは緊急医療手当を生存者に施せる看護師として墜落現場に同行した


・そこで宇宙船の残骸と、すでに死んでいた乗組員(エイリアン)の遺体を数体、目撃した


・生き残った一人のエイリアンを検診している間に、マチルダはその存在とテレパシー的な思考でコミュニケーションを取ることができると感じた


・何故かマチルダだけがエイリアンの思考を受け取ることできたため、インタビューが彼女の「任務」となり、指揮者たちにすべて報告することとなった。



《エイリアンについて》

・性別はなかったが女性的な存在感だったために、マチルダは「彼女」と呼んでいる


・その存在は、自分の仲間から「エアル」と呼ばれている


・内臓・筋肉がなく、細胞で構成されていない


・身体中が一種の「回路」で張り巡らされている「ドール(人形)ボディ」だった(=生物的な存在ではない)


・身長は1.2メートルほどで簡素な体(灰色の滑らかな肌)


・足と脚と胴体は細く、頭が不均衡に大きい


・目が大きい(まつ毛やまぶたはなく、目を閉じない)


・鼻、耳、口がない


・酸素、食物、水や栄養分、エネルギーを必要としていない


・2本の手と足にはそれぞれ3つの指がついていた



《宇宙と地球と生命体について》

・エアルは巨大な銀河団の中心にある発祥地のような惑星から調査目的で地球に来た(訳者は「ドメイン(統治領域)」と訳している)


・地球人との接触は許されていないが、有史以前から周期的に観察をしている


・地球の人間を含めて全ての「感覚のある存在たち」は、不死のスピリチュアルな存在(IS-BE=イズ・ビー)である


・地球の人間は、自分達がIS-BEである事実に気づいていない(記憶を消去されている)


・地球の科学者たちは、物質の年齢を測るための正確なシステムを持っていない


・IS-BEたちは宇宙が始まる前から存在していた(生まれもせず死にもしない、「在る-これになる」という感覚に基づいて存在する)


・エアルは「自分の人形(ドールボディ)」に意図的に出入りできる


・約8200年前にドメインの勢力は、ヒマラヤ山脈の内側に基地を建設した(中身を空洞にし、偽りの映像を投影して隠した)


・基地が旧帝国軍の残党により攻撃されて全滅し、ドメインのIS-BEたちが囚われた


・ドメイン以外の無数の旧帝国の中の惑星系からも、この地球に捨てられてきたIS-BEがいる


・地球の人は誰一人として「原住民」ではない(人類は地球で猿から進化したのではない)


・彼らは全員記憶喪失にされ、催眠暗示を与えられて生物的な体の中に居住させられた


・記憶を失った結果、打ちのめされ、頭を使わないロボットのような、自主性のない存在となった


・死んだ肉体から去っても、また人生の記憶を消されて催眠暗示で地球に「囚人」として帰される


・自分のアイデンティティーや、どこから来たのかを思い出せないため、脱出できない


・宇宙の奥地で「地獄」という場所を探して旅したなら、それは地球とその住人たちの描写になる


・旧帝国はこのように、地球を「牢獄惑星」として使っていた


・西暦1150年、旧帝国の残存勢力が破壊され、ドメイン遠征軍は西洋社会の科学と文化の復活を観察してきた


・その結果、IS-BEたちが地球に来る前に知っていたテクノロジーの記憶をいくつか思い出すことができるようになった


・エアルは何十億年も前、遠く離れた銀河の生物研究所の一員であり、遺伝子を操作して生命体を作成するのが仕事(ビジネス)であった


・あらゆる惑星上の生命体は、そのような会社によって創造された(例えば、カモノハシは裕福なクライアントの特注品である)


・ある生物が他の生命体を食べなければいけないという発想は、そんなビジネスのを拡大する目的で提案されたもの


・地球は不安定な惑星なので、永続的に居住するには適さない(それが牢獄惑星として使われる理由の一つ)


・地球のピラミッド文化はでっち上げられた幻想である(偽りの文明)


・ピラミッド文明に共通する蛇のイメージは、神々が爬虫類であるという幻想を作りたかったからである




地球は牢獄惑星!


「ああ、やっぱりか⋯」としか言いようがない表現。


肉体から離れて自由になっても、またその記憶を消去され、新しい肉体に戻され、ゼロからスタート。


他の惑星のIS-BEたちは制約なく永遠に学び、研究を続けて、地球では考えられないような科学技術と文明を手に入れてきたというのに。


⋯と、絶望感で終わったら、あかんのよ!



《地球刑務所システムを作った奴らが恐れていること》

・私たちが自分自身の魂を見つめること


・自分の記憶の中で、奴隷の主人たちを見てしまうこと(刑務所は我々の脳内の「嘘・苦痛・喪失・恐れ」によって構築されている)


《解放への解決策》

・他のIS-BEたちに対して、「自分の記憶を回復させて自己実現と自己決定を取り戻すことができるようにする」有能なIS-BEが必要である(ニコラ・テスラのような)


・地球に対して使われている「(旧帝国による)記憶喪失装置」を完全に破壊できれば、IS-BEたちは記憶の全てを思い出せる


・突然の不可解な行動による事件は、刑務所システムの運営者たちによって人工的に起こされていることに気づこう


・人類は自分達がIS-BEであること、IS-BEとして本当は誰なのかということを発見しなければならない


・これらの気づきに達すれば、監禁状態を脱出することが可能かもしれない


・つまり、これらのことを「認識」できれば地球のIS-BEたちが牢獄から脱出できる可能性がある!



エアルはインタビューに答えた後、どうなったのか。

なぜ、マチルダだけがテレパシーで会話できたのか。


それは本を読んでいただくとして⋯(おいおい!)


『地球=牢獄惑星』


逃れることのできない絶望感や虚無感は子どもの頃からずっと感じてきたわけで、いまさら驚くことではない。


そして公的機関で教えられてきた常識や歴史に対して抱いてきた「違和感」への答えも、エイリアンがいくつか教えてくれている。


だから特に落ち込むこともなく楽しく読むことができたし、むしろ「私たちはIS -BEである」という表現に興味を引かれた。


SF小説にありがちな「旧帝国」や「ドメイン」といった独特の表現に抵抗を感じる人も多いだろう。


そこはサラッと流してよし!


このストーリーがフィクションであってもなくても、どっちでもいいんじゃない? いろんな考え方の「ヒント」が詰まっているんだから。


「私たちは何者なのか。自分は何者なのか」


そんなことを考える時間が無駄だ、むしろ何も考えずに奴隷でいる方が楽だなんて考えている人は、このシステムの中で従順に生きるのに向いているのだろう(この3年間を振り返るとよくわかる)。


私たち一人一人が「不死のスピリチュアルな大切な存在=IS-BE」であると自覚できたら、脱獄できるチャンスが巡ってくる!


ひょっとして「奴隷失格」として、追い出されるかもよ?



〜私の結論〜

牢獄の看守を喜ばせなくてもいいんだよ(笑)

IS-BEとして、積極的に「魂」が喜ぶことをして生きよう!

私はすでに、自分にとってそれが何なのかを知っている



迷走記 〜人生は選択の連続〜

理不尽な世の中に対する少数派の心情/人生の転機に思うこと/自己治癒力を信じる/神戸周辺の歴史的建造物や史跡など

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